IoTでリハビリの進捗を計測–Moffら、病院向け「モフ測」の実証実験へ



 Moffは10月12日、三菱総合研究所(MRI)と共同で、病院向けIoT歩行・動作・作業能力計測サービス「モフ測」(仮称)について、11月より実証実験を開始すると発表した。

 両社は2016年12月、ウェアラブルIoTを活用したウェルネス新サービスの事業展開を目的とする業務・資本提携を締結。介護事業者向けに2017年8月に販売を開始した高齢者向けIoT自立支援サービス「モフトレ」に続く第二弾のサービスとして、モフ測の開発を進めている。

 モフ測は、病院向けIoT歩行・動作・作業能力計測サービス。病院での患者の歩行・動作・作業能力のリハビリテーションの進捗状況を定量的に計測できるという。

 リハビリの現場では、回復期リハビリテーション対象の2016年度診療報酬改定など、アウトカム評価の重要性が高まっている。同社によると、今後さらにアウトカム評価を高めるためには、患者自身の理解促進や目標設定に伴う動機づけが重要だという。

 モフ測を利用することで、患者自身の現状の歩行・動作・作業能力の理解が深まり、転倒予防へ役立てられるほか、標準診療計画(クリニカルパス)のさらなる適正化と数値目標設定に伴う早期回復への動機づけ、病院内における理学療法・作業療法の目標設定・管理の業務負担軽減などが期待できるという。

 また、3Dモーションを認識するウェアラブル端末「Moff Band」と専用アプリを使用し、手軽に短時間で、歩行・バランス・関節可動域などの身体機能や作業機能を計測し、見える化が可能。プログラムには、(1)歩行フィードバック:TUGや10m歩行におけるバランスや足の運びを評価、(2)作業フィードバック:腕の動きをリアルタイムの3Dモデルで表現、可動域を計測・記録(3)バランスフィードバック:片脚立位など静止時のバランス能力を評価(4)ROMチャレンジ:関節可動域を手軽に計測・記録という4つの計測項目があり、関連するアプリ機能やダッシュボードを開発している。

 同社では、モフ測の病院向け提供を通じ、リハビリテーションのデータベース構築とデータの利活用、在宅でのリハビリテーションの促進、データを介した医療と介護のさらなる連携を実現していくとしている。




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