圧倒的な臨場感に涙…!実写版『美女と野獣』ライブ・オーケストラが日本で世界初開催 – シネマトゥデイ



 実写版『美女と野獣』ライブ・オーケストラが4月29日、東京国際フォーラムで世界初開催された。「ライブ・オーケストラ」とは、映画のセリフや効果音はそのままに、劇中に流れる音楽をオーケストラが生演奏するという近年の欧米エンタメ界のトレンドで、日本でも熱烈なファンを獲得し始めている新しい映画上映形式。これまでは過去の名作での開催が一般的であり、劇場公開中の新作での開催もこれが世界初となった。
 指揮は「ピクサーinコンサート」「バック・トゥ・ザ・フューチャーinコンサート」「ハリー・ポッターinコンサート」などでタクトを振ってきたニコラス・バックで、日本最古の歴史を持つ東京フィルハーモニー交響楽団が演奏。ディズニー作品でおなじみの「シンデレラ城」のロゴ(本作では「野獣の城」)が出るところから「星に願いを」の生演奏が始まり、会場はうっとり。あっという間に心をつかまれてしまう。
 「ライブ・オーケストラ」で鑑賞してあらためて気づかされるのは、本作の2時間10分という上映時間のほとんどずっと音楽が流れているということ(途切れるのはほんの一瞬しかない)。アニメーション版では第64回アカデミー賞で作曲賞と主題歌賞(「美女と野獣」で受賞。「ひとりぼっちの晩餐会」「朝の風景」もノミネート)の2冠に輝くなど、ディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンが手掛けた音楽が本作の魅力の根幹であることは言うまでもないが、彼の音楽が作品をどのように息づかせているのかを肌で感じることができるのはまたとない体験だ。
 例えば「朝の風景」では、同じメロディーでも歌うキャラクターに合わせて楽器&曲調が変わるといった点が一層鮮やかに。オーケストラだけでなくコーラス隊も控えており、ヒステリーを起こした村の人々が野獣を殺しに向かう際の「夜襲の歌」の臨場感はすさまじく、また音楽がダイレクトに心に響くため、エモーショナルなシーンでは3割増しで泣かされる。エンドクレジットまで生演奏で、最後の最後までどっぷり作品の世界に浸ることができた。
昆夏美と山崎育三郎
サプライズで登場した昆夏美と山崎育三郎

 この日の上演後には、『美女と野獣』プレミアム吹替版でベル役&野獣役をそれぞれ担当した昆夏美&山崎育三郎がサプライズで登場し、「愛の芽生え」「ひそかな夢」「美女と野獣」をオーケストラをバックに歌唱するスペシャルアンコールのパフォーマンスも。観客からはスタンディングオベーションが贈られ、大盛況のうちに世界初演は幕を閉じた。(編集部・市川遥)



映画『美女と野獣』は公開中
実写版『美女と野獣』ライブ・オーケストラ大阪公演は5月1日19時開演

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