オルガと三日月が見た夢の話も「オルフェンズ」イベントで最終話上映や朗読披露



イベント「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ THE LAST FLAG」の様子。「6」のポーズは「視聴率、夢の6パーセント」を意味したもの。 (c)創通・サンライズ・MBS

伊藤悠がキャラクターデザイン原案を手がけるアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のイベント「THE LAST FLAG」が、去る4月2日に東京・中野サンプラザホールにて開催。コミックナタリーでは昼公演の模様をレポートする。

イベントではまずはじめに、オンエアよりひと足先に最終話となる第50話を上映。観客たちは涙ながらに少年たちの行く末を見届けた。そしてステージには司会の白石稔、三日月・オーガス役の河西健吾、オルガ・イツカ役の細谷佳正、昭弘・アルトランド役の内匠靖明、ノルバ・シノ役の村田太志、アトラ・ミクスタ役の金元寿子、ライド・マッス役の田村睦心、ガエリオ・ボードウィン役の松風雅也、長井龍雪監督、小川正和プロデューサーが登場し、集まったファンに一言ずつ挨拶する。続けて細谷と河西が「やってくれるか、ミカ」「オルガの命令なら俺、なんでもやるよ」と掛け合った後、イベントのタイトルコールが行われた。

ここでユージン・セブンスターク役の梅原裕一郎、クーデリア・藍那・バーンスタイン役の寺崎裕香からのビデオメッセージを上映。梅原は「ユージンが第50話まで生き残るとは思ってなかった」、寺崎は「クーデリアとアトラは2人のヒロインだと思ってたけど、最終話を観て2人で1人のヒロインだったんだと感じた」とそれぞれ振り返る。続けてマクギリス・ファリド役の櫻井孝宏によるビデオメッセージも上映。櫻井は最終回を迎え「切なさも悲しさも寂しさもあるんですけど、未来を感じさせる幸福感のある終わり方で。それが切なさに輪をかけるというか、この作品らしい終わり方だと思いました」と述懐。「今日は特別な日だ。すべてを忘れ、これから起こる運命さえも忘れ、楽しんで行ってくれ」とマクギリスのセリフをもじり、観客にメッセージを贈った。

その後、イベントでは音楽を手がけた横山克率いる鉄華団楽団により、第1期と第2期それぞれのメインテーマの生演奏、キャスト陣により岡田麿里書き下ろしによる脚本の朗読劇が行われる。オルガ役の細谷、昭弘役の内匠、シノ役の村田は、シノと昭弘がそれぞれオルガから鉄華団実働一番隊、二番隊の隊長に任命された際のエピソードを披露。昭弘役の内匠、シノ役の村田、アトラ役の金元、ライド役の田村は、給料日後のある日、ライドが「鉄華団やクーデリアの施設のガキに、毎日好きなとき好きなだけ菓子を食べさせてやれるようになりたい」と明かすエピソードを演じる。朗読の途中には、第1期第9話の「盃」にて、年下の団員のためにお菓子を取っておいたライドの頭をオルガが撫でるシーンが回想され、ライドが「うれしかった」と思いを零す様子も見られた。

また三日月役の河西、アトラ役の金元は、2人で「親という存在」「子供の名前」について語るエピソードを朗読。ガエリオ役の松風はマクギリスとの対峙の前、内田雄馬演じるアイン・ダルトンに語りかける姿を演じ、ある日のアインとの掛け合いも披露した。さらにステージには三日月役の河西、オルガ役の細谷が登場。桜の農場でビスケットや地球支部のタカキ、アストンを含む鉄華団の団員たちでトウモロコシを収穫し、本部で団員の誕生日を祝ったという、オルガが見たある日の夢の話が語られる。三日月は「俺も夢見たよ」とオルガが見た夢の話を繰り返し、「もう戻らないものはあるかもしれないけど、それでもオルガが見たその夢を叶える」と思いを口にする。そして観客が静かに涙を零す中、ステージにはシークレットゲストとしてUruが登壇。第2期2クールのエンディング曲「フリージア」を歌い上げた。

イベントも終盤に突入し、キャスト陣、長井監督、小川プロデューサーが再登場。ここでシークレットゲストとして、デルマ・アルトランド役の室元気が呼び込まれる。昨年12月に行われたイベント「鉄華団決起集会」でも話題をさらった室をファンは大歓声で迎え入れるが、当の本人は「本当にごめんなさい!! ちゃんとした(ゲストの)人を想像してましたよね!?」と恐縮した様子。動揺しながら自己紹介した室だが、そのキャラクターが会場に笑顔の花を咲かせた。トークコーナーでは「思い出深いセリフ」というテーマが飛び出す。ここで内匠は、昭弘がデルマに「生き残ってくれてありがとうな。デルマ・アルトランド」と語りかける、第46話「誰が為」のワンシーンを室とともに実演した。

最後の挨拶では、小川プロデューサーが「できることなら第1期の第2期の間や、みんなが楽しい思いをしてた頃をいつか作れたら」と今後の展開に期待を寄せるコメント。シノが搭乗する流星号ことガンダム・フラウロスのTシャツを着用し、左手には第45話「これが最後なら」でヤマギに巻いてもらった包帯を再現した村田は、「ノルバ・シノはああいう形で散っていきましたが、彼が何を思って鉄華団を守りたかったか皆さんにもご理解いただいてると思います。僕自身もノルバ・シノを通して成長させていただきました」とシノへの思いを口にした。

細谷は「優しいものから厳しいものまで、いろんな意見をいただけるのが、ただただ今はありがたい。反応していただくために、心をかき乱すために作品というのは作られていくんだなと『オルフェンズ』を作りながら感じていました」と明かす。河西は「僕をこの場所に立たせてくれた皆さんに心から感謝したい」「テレビシリーズは終わってしまいましたが、きっと何かの形で次があると僕は信じております。それを信じて止まない皆さんのお声があれば、きっと叶うと」と、ファンに向けて語りかけた。

さらに最後のシークレットゲストとして、SPYAIRが登場すると大きな歓声が上がる。SPYAIRは第2期1クールのオープニングテーマ「RAGE OF DUST」を演奏し、最後まで会場を盛り上げた。改めて出演者が集結すると記念撮影が行われ、イベントもフィナーレへ。河西と細谷の合図により、全員から「ありがとうございました」とファンへ感謝が伝えられる。退場の際、“筋肉隊”の昭弘役の内匠、ライド役の田村は2人でマッスルポーズを披露。河西と細谷はお互いの拳をコツンと合わせる、三日月とオルガのワンシーンを再現し、ステージを後にした。

なお4月21日には、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のBlu-ray / DVDの4巻と5巻が同時リリースされる。

(c)創通・サンライズ・MBS


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