歴代ヒーローの中から一人を選ぶなら? 『仮面ライダーエグゼイド』×『キュウレンジャー』キャスト陣が”超スーパーヒーロー談義”



3月25日に公開初日を迎えた映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』の舞台あいさつが、東京・丸の内TOEIにて開催された。歴代仮面ライダー、スーパー戦隊から「色」や「戦闘属性」などで5人ずつの混成チームが結成され、互いに技の限りを尽くして戦い、次から次へとレベルアップしていくという新感覚のオールスター・アクション映画となった本作。現在放送中の『仮面ライダーエグゼイド』『宇宙戦隊キュウレンジャー』のキャラクターが夢の共演を果たすほか、新旧の歴代ヒーローが大挙登場し、その総勢はなんと100人以上にも及んでいる。

上段左から、仮面ライダーメテオ(メテオストーム)、仮面ライダー龍騎、岩永徹也、甲斐翔真、小野塚勇人、松田るか、山崎大輝、大久保桜子、榊原徹士、金田治監督、ニンジャブラック、下段左から、仮面ライダークウガ、松本享恭、瀬戸利樹、飯島寛騎、小田井涼平、松本寛也、松本岳、岐洲匠、岸洋佑、ドラゴンレンジャー

現役ヒーローの活躍と共に、あらゆる世代の心に響くであろう”懐かしのヒーロー”たちが続々出現する上に、いまだ誰も見たことの無い”最強のヒーロー”までも姿を現す、超スーパーエンターテイメントと呼ぶべきアクション大作となった。

上映終了後の舞台には、『仮面ライダーエグゼイド』と『宇宙戦隊キュウレンジャー』の主要キャストと、本作のゲストであるレジェンド(先輩)ヒーローたち、そして金田治監督と総勢16名が登壇し、ヒーローを愛する大勢のファンからの熱い声援に応えた。

仮面ライダーエグゼイド/宝生永夢を演じる飯島寛騎は、映画の公開を迎えた心境を問われ「ヒーローたちが大集結する、お祭り騒ぎの映画になっていたと思います! 面白かったですか?」と客席の反応をうかがうと、満場の拍手を受けて笑顔を見せた。

続いて各キャストたちに「歴代ヒーローの中から1人、お気に入りをセレクトするとしたら?」との問いが投げかけられた。飯島は「仮面ライダー龍騎(2002年)です! 僕の名前の『寛騎』と文字がかぶっていることもあって親近感があるほか、子どものころからカッコいいなあと思って、好きだったんです。変身してから『シャッ!』と気合を入れて構えるのがすごく好き!」と興奮気味に話した。

仮面ライダーブレイブ/鏡飛彩を演じた瀬戸利樹は「『仮面ライダー龍騎』の仮面ライダー王蛇です。問答無用、(人間らしい)心もなしに戦っていくところ、最強なんじゃないかと思っています。僕も鏡を前にして変身のマネをしていました!」と、同じ『龍騎』のライダーである「仮面ライダーゾルダ」の名が呼ばれず寂しそうにしている小田井涼平に少々恐縮しつつ、イチ推しのライダーをリスペクトした。

仮面ライダースナイプ/花家大我を演じている松本享恭は「大我はテレビでは『仮面ライダーは俺ひとりで十分だ』と言っていますが、僕自身は仮面ライダークウガ(2000年)が大好きです。もう昔から好きすぎて、理由がないくらい!」と、ふだんのクールさを忘れて熱いクウガ愛をのぞかせた。

ポッピーピポパポ/仮野明日那役・松田るかは「私は仮面ライダーゴースト(2015年)です! ゴーストはパーカーを着てフォームチェンジするので、彼にポッピーのパーカーを着せたい」と明るい笑顔でコメントした。

仮面ライダーレーザー/九条貴利矢を演じた小野塚勇人は「僕は、仮面ライダーゲンムですね。僕(レーザー)を倒したくらいですから、強いですよ!」と岩永のほうを見てニヤリ。ゲンムとレーザーとの因縁を知っているファンの興奮を誘うやりとりとなった。

仮面ライダーパラドクス/パラド役の甲斐翔真は「僕も松本くんと同じく仮面ライダークウガです。生身で戦いながら変身していくところがカッコよかった。テレビで『仮面ライダーアギト』(2001年)を観ながら、ビデオで(クウガを)観ていました」と、幼少時に多大な影響を受けたクウガへの思いを語った。

仮面ライダーゲンム/檀黎斗を演じた岩永徹也は「僕は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(1992年)に出てくるドラゴンレンジャー/ブライが大好きです。僕もブライと同じ運命をたどって、ついこの間死んでしまったのですが、ブライが死んだときは悲しくて大泣きしていました」と、第23話「極限のdead or alive!」にて黎斗が倒されてしまったことに触れつつ、子どものころに憧れたヒーローに思いをはせた。

『宇宙戦隊キュウレンジャー』シシレッド/ラッキーを演じる岐洲匠は、映画が公開された今の心境を尋ねられ「ただ、ただうれしい。とにかくうれしすぎて……」と高まる緊張のあまり、言葉を詰まらせた。子どものころから「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」が大好きだったという岐洲は「一番強いと思っているヒーロー」として、「たくさんのライダーに変身(カメンライド)することのできる仮面ライダーディケイド(2009年)」を挙げた。

サソリオレンジ/スティンガー役・岸洋佑は「僕は『仮面ライダーフォーゼ』(2011年)の仮面ライダーメテオです。メテオに変身する朔田流星(を演じる吉沢亮)と仲良しなこともありますが、ずっと『強いなあ』と思っていました!」と、友情を感じさせるコメントを残した。

ヘビツカイシルバー/ナーガ・レイ役の山崎大輝は「『仮面ライダー剣』(2004年)です! もうめっちゃ好きです! トランプのようなカード(ラウズカード)を使って変身するんですけれど、子どものころ、すごくマネしていました!!」と興奮気味にブレイドのカッコよさを伝えようとアクションを交えながら語り、普段の無表情なナーガのイメージとはまるで違う”あふれ出る感情”を見せて周囲を驚かせた。

カメレオングリーン/ハミィを演じる大久保桜子は「『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011年)のゴーカイイエロー/ルカが好きですね。かわいいというのもあるんですけれど、女性戦士なのに男勝りで、カッコいいと思います」と、憧れの女戦士の名を挙げた。

カジキイエロー/スパーダ役・榊原徹士は「僕は『忍者戦隊カクレンジャー』(1994年)のニンジャブラック/ジライヤが好きですね。忍者をモチーフにしているカクレンジャーの中でも異質で、少しアメリカナイズされている戦士。僕もキュウレンジャーの中でも別次元の立ち位置なので、とても共感できます。僕だけ『○○スター』の異名じゃなくて『フードマイスター』ですから!」と、グループ内で際立つ個性という共通点のあるヒーローを選択したと語った。

キャストそれぞれが大好きだった歴代ヒーローの名を出して熱く語っているようすを見た金田治監督は「こういう人たちが現場でいっぱいになり、もう収拾がつかなくなりました(笑)」と、新旧ヒーロー総勢100名が入り乱れるオールスターのお祭り映画を作るにあたっての感想をしみじみと述べた。そして「映画の撮影に入ったとき、エグゼイドのメンバーはもう慣れた感じだったけれど、キュウレンジャーのみんなは撮影そのものが初めてでね、もう小学校の1年生って雰囲気。でも、みんなよく頑張ってくれましたよ。今日ここに来ている歴代ヒーローたちの場面では、久々の出演ということで好きに演技してもらったら、勝手にやりすぎてこれまた収拾がつかなくなってね(笑)、出来上がったシーン、あれは彼らが勝手に動いた結果です!」と、「お祭り」映画ならではの勢いと自由さに、確かな自信をのぞかせていた。

ゲームの世界でエグゼイドに選ばれ、チームを組むヒーローとして3人の歴代ヒーローが登場。『仮面ライダー龍騎』で仮面ライダーゾルダ/北岡秀一を演じた小田井涼平は、15年ぶりにヒーロー役へ復帰した感想を問われて「この格好(スーツ姿)で若いヒーローに囲まれ、センターで立っていると、まるで国語の教師みたいになっていますね。たくさんの生徒ができて」ともらし、会場からの大爆笑を誘った。

若きヒーローたちと自分との年齢差を実感した小田井は「飯島くんなんて、僕が『龍騎』に出演しているころ5・6歳だったんでしょう。もう横で見つめられて、彼の目がキラキラしてるんですよ。僕のほうはもう46年も生きていると、眼が淀んでくるんです(笑)」と続けたあと、「現場スタッフも若くなっていて戸惑いましたが、久しぶりの『変身』は……楽しかった」と話し、多くのファンを沸かせた。そして「変身」については「ゾルダはミラーワールドの住人ということで、変身シーンでは私だけ鏡が用意されていました。どれだけナルシストやねんと(笑)。ちゃんと鏡の前で変身ポーズをさせていただきました」と語り、オリジナルの設定に忠実な変身をこなしたことに感慨を見せていた。

続いて『特命戦隊ゴーバスターズ』(2012年)でビートバスター/陣マサトを演じた松本寛也があいさつ。松本は『魔法戦隊マジレンジャー』(2005年)でマジイエロー/小津翼を演じていた上に、現在は「スーパー戦隊親善大使」に任命され、『宇宙戦隊キュウレンジャー』のSpace1、2にも友情出演しているほど「スーパー戦隊」に縁が深い人物。舞台あいさつの場も慣れたもので「……久しぶりなんですかねえ。ずいぶん長いことこういう光景を見てきている気がします」と、独特のぶっきらぼうな態度で注目を集めた。

『ゴーバスターズ』劇中、および映画『キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』において、この世から去ってしまった陣だが、本作においてみごと復活を遂げる。これについて松本は「お話をいただいたときはすごくわくわくしました。最初は、小津翼で出てくれないか、次に陣マサトで出てくれないか、その後に、どっちも出てくれないかと言われ……欲張りすぎだ!(笑) 最終的にこのような形に落ち着いたのですが、過去のヒーローがたくさん出てくるお祭り騒ぎの映画に、僕という人間を使っていただいたことに感謝しています」と、先輩ヒーローらしい貫禄で感想を語った。

映画の注目ポイントを問われると「ジュウオウタイガーの立石(晴香)さんが病院に運ばれていくとき、鎖骨が見えるところとか、松田(るか)さんが硬直しているところで肩がキレイだな、とか。僕はずーっとそういうところだけを見ていました!」と、女性キャラクターの美しさが際立っている場面を挙げた。

同じくエグゼイドチームの1人として戦った『手裏剣戦隊ニンニンジャー』(2015年)のアオニンジャー/加藤・クラウド・八雲役の松本岳は「約2年前にニンニンジャーをやっていましたが、まさかこんなに早くこういう場に立つとは思わなくて、なんで俺なんだろう?と思いましたが、飯島くん(永夢)に青の戦士として選んでいただけて光栄だなあと感謝しています。撮影は1日だけでしたが、とても勉強になり、楽しかったです。見どころは、いろいろな戦隊がたくさん出てくるところ。何度も観てくださったり、感想をSNSでつぶやいたりしてほしい」と、久しぶりのヒーロー役を存分に楽しんだ様子を見せた。

フォトセッションでは、キャストたちが選んだ歴代ヒーローの中から仮面ライダークウガ、仮面ライダー龍騎、仮面ライダーメテオ(メテオストーム)、ドラゴンレンジャー、ニンジャブラックが駆け付け、そろって得意のポーズを決めた。憧れのヒーローを今一度目の前で見た飯島や松本、甲斐、岩永たちはたちまち少年時代に戻ったかのように目をキラキラと輝かせ、それぞれヒーローたち固い握手を交わしていた。

『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』は、全国東映系劇場で上映中。映画のスピンオフ作品となる完全撮り下ろし新作ドラマ『仮面戦隊ゴライダー』も、映画公開に合わせてauビデオパスにて第1話の配信が始まっている(全3話予定)。




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